秋田北報社

2021年4月4日付記事

コロナ終息など祈願

火伏せの神事ジャジャシコ祭り
 
大館市比内町扇田地区
 
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ジャジャシコ祭りで神職が屋根をめがけて放水

 秋田北地方に春の訪れを告げる火伏せの神事・ジャジャシコ祭りが3日、大館市比内町の扇田地区で執り行われ、神主が家々を回り地区の無火災とコロナ終息を祈願した。

 祭りは、同地区が二度の大火に見舞われた弘化年間(1844〜48年)、扇田神明社(長岡博司宮司)が、地元の消防団や氏子に呼びかけ、火伏せ祭りとして始めたと伝えられている。

 ジャジャシコの語源は、一行の先頭を歩く消防団員が持つ錫杖(しゃくじょう)の音が地面をたたくたびに「ジャラジャラ」と響くことに由来している。

 神明社社殿で鎮火とコロナ退散を祈願する神事が執り行われたあと、午前9時にジャジャシコの一行が出発。この間、民家や商店などの門前にはコメや塩、賽銭、水が入った桶やバケツを用意した。

 中心商店街の扇田大通りでは、一行の到着が近いことを告げるほら貝の音が聞こえると、住民や商店主らが門前で出迎え。長岡宮司や近隣の神職が屋根をめがけて放水する間、神妙にこうべを垂れて神事を見守った。ジャジャシコが終わると秋田北地方は三寒四温を繰り返して本格的な春を迎える。

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