秋田北報社

2021年1月23日付記事

厳かに比内鶏感謝祭

コロナ禍で比内とりの市中止
 
神事のみ執り行う
 
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実行委員などが参列した神事の比内鶏感謝祭

 秋田北地方を代表する冬イベントの1つ、第37回比内とりの市のうち、神事の比内鶏感謝祭のみ23日、大館市比内町の扇田神明社(長岡博司宮司)で執り行われた。今月に入りイベント自体はコロナ禍で中止を決定したが、神事については当初から執り行うことを決めていた。実行委員、事務局員合わせて18人が参列し、神妙に比内鶏の供養と特産振興を祈願した。

 今回の比内とりの市については実行委員会(角森繁永委員長)が昨夏から協議を始めたが、二転三転のすえ、中止を最終決定したのは今月に入ってから。

 当初、コロナの感染拡大が収まらず、従来の比内グラウンドでは入場制限ができないとして道の駅「ひない」に会場変更したうえで、ステージイベントは行わず、食の部門についても小規模で実施することにした。のちにコロナ第2波、第3波の事態を受け、神事を除く通常開催の断念を表明。

 しかし、その後も委員間で開催へ向けた熱意は止まず、毎回人気を集めている比内地鶏千羽焼き、比内地鶏かやき鍋、比内地鶏焼き鳥、比内地鶏ラーメンのほか、一部の食部門の出店のみ、大館市比内総合支所前の駐車場で開催することにした。

 実行委が今月7日に開かれ、これら比内地鶏などの販売に関しても密が避けられないと判断。また、例年の中学生ボランティアを今回見送ることで、会場係の人手不足が懸念されることを憂りょ、最終的にイベント自体の中止を決定した。ただ、神事については実行委員が扇田神明社に足を運び、当初から執り行うことを決めていた。

 イベントの通常開催では神迎えの儀、比内鶏感謝祭、神送りの儀などを2日間で執り行うが、神事のメインともいえる比内鶏感謝祭に限定して今回挙行。社殿で執り行われ、角森委員長ら事務局員合わせて18人が参列し、長岡宮司が祭主をつとめるなか、祝詞や玉串をあげ、巫女舞を奉納した。この間、参列者は神妙に比内鶏の供養と特産振興を祈願した。

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