秋田北報社

2020年9月12日付記事

通常開催を断念

来年1月の比内とりの市
 
実行委、イベント代替案具体化へ
 
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第37回比内とりの市の通常開催断念を決めた第4回実行委員会

 秋田北地方を代表する冬イベントの1つ、第37回比内とりの市を協議する第4回実行委員会(角森繁永実行委員長)が11日夜、大館市役所比内総合支所で開かれ、通常開催を断念することに決めた。一方で、比内とりの市が「まちづくり」も所期の目的だとして、地元商店街の賑わい創出につながるイベント代替案が示され、今後、具体化に向けて協議することを確認した。

 比内とりの市は例年、比内グラウンドを会場に1月最終の土・日曜日に開催。2日間で県内外から2万人を超す来場者が詰めかける冬イベントに定着。とくに比内地鶏千羽焼き、比内地鶏かやき鍋などが毎年完売の人気をみせている。

 今回は1月23、24日を予定し、事務局の同支所地域振興係では「6月までにコロナが終息すれば開催可能」とみていた。しかし、事実上の第2波が発生するなど感染拡大が収まらず、実行委を旗揚げした7月の第1回実行委で事務局が代替案を示しつつ、中止か、開催かの話し合いをこれまで進めていた。

 この日の実行委では「別会場による規模縮小であっても集客は避けられない」との意見で一致。通常開催をはじめ、規模縮小による代替開催の断念を決めた。ただ、大館市が比内とりの市に補助する150万円の使途について、減額になっても比内とりの市のPRと存続のため、補助金を有効活用したいとする意見が寄せられた。

 具体的には、比内とりの市が所期の目的である「まちづくり」につなげるため、地元商店街などの協賛を得て比内とりの市グッズや、通常開催時に提供される「食」をその日のうちに食べてもらうことを前提に提供・販売。商品の購入者にはスタンプを付与し、期間中であれば協賛各店舗で使えるようにするなど、比内とりの市セールのようにしてはどうか、との案が寄せられ、実行委が賛同した。

 また、比内地鶏感謝祭などの神事については、関係者が扇田神明社に足を運び、斎行する方向で調整。今後、イベント代替案を含めて協議を行うことで散会した。

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