秋田北報社

以前の新聞記事(2020年4月21日付)

「タイがんばれ!」

大館市の東館小
 
応援ビデオメッセージを作成
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タイへの応援メッセージ作成に臨む大館市東館小児童ら

 新型コロナウイルスの感染拡大から逃れるため、タイ王国から親の故郷である大館市比内町の市立東館小学校(安部芳範校長)に転校していた児童が縁で、タイ国に応援のビデオメッセージを送ろうと、メッセージの作成活動が21日、同校で行われた。はちくんダンスなどを収録し、児童たちの熱い思いをビデオメッセージに託した。

 メッツセージの作成活動は、東京2020パラリンピックに出場するタイ国のポッチャチームが、大館市で合宿を行ったのがきっかけ。滞在期間中、選手たちと市民との間で交流事業が活発に展開された。 

 しかし、新型コロナの感染拡大は同国にも深刻な影響を与え、日増しに感染者数が増加。感染被害から逃れるため、タイの日本人学校に在学していた佐藤爽汰君が、母親と2人で両親の故郷である比内町にコロナ疎開を決め、転校することにした。

 同校によると、佐藤君は2歳頃まで同町で過ごしたあと、父親の仕事の関係で東京に引っ越し。このあと転勤で同国へ家族3人で移住し、3年半あまりが経過した。佐藤君はコロナ疎開のあと、母親の実家で2週間の在在期間を経て今月13日、晴れて2年生11人の仲間入りを果たした。

 一方、交流の懸け橋役を担ったポッチャチームから大館市に、滞在期間中のお礼を兼ねたコロナ感染防止の激励メッセージが送られ、同市もまたスポーツ交流事業の一環として、チームの厚意を伝えようと市民などから応援メッセージを募集。同校では今回、タイ語を少し話せる佐藤君の力を借りて、応援メッセージを送ろうと作成を企画した。

 作成活動は校内の「ニコニコホール」で行われ、佐藤君ら12人の児童が予行練習のあと、収録に臨んだ。日本語で「励ましてくれて、ありがとう」を「コープクンティー・ハイガムランジャイ」、「とてもうれしいです」を「ディージャイマーク」など、佐藤君から教わった激励と感謝の言葉をタイ語で呼びかけ。はちくんダンスを全員で踊ったあと、「タイ頑張れ!」をタイ語で「タイランドスースー!」と声高らかに2度呼びかけし、約5分間の収録を終えた。

 教室に戻って収録の模様をテレビモニターで視聴した児童たちは、「バッチリ」とか「よく出来てるよ」などと太鼓判を押し、佐藤君も「楽しかった。みんなの気持ちがタイの人たちに届くといいね」と願った。ビデオメッツセージは市教委が編集し、インターネットで配信される。

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